ドライブレコーダーが保険料に与える影響とは?
近年、ドライブレコーダー(通称ドラレコ)の搭載が進む中、自動車保険との関係にも注目が集まっています。「ドラレコをつけると保険料が安くなる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、ドライブレコーダーと保険料の関係、割引制度の有無、導入メリットや選び方までをわかりやすく解説します。
ドライブレコーダー搭載で保険料は安くなる?
保険会社によっては割引制度あり
すべての保険会社が割引を提供しているわけではありませんが、一部の保険会社ではドライブレコーダーの搭載を条件に保険料の割引や特典が受けられます。これには以下のような例があります。
- ドライブレコーダー特約:ドラレコを貸与・提供し、保険料が割引になる(例:損保ジャパンなど)
- 安全運転割引:記録された運転情報に応じて、翌年の保険料に反映(例:ソニー損保、あいおいニッセイ同和など)
ただし、割引額は年数千円程度のこともあり、割引目当てだけで導入するのは費用対効果を考える必要があります。
「記録する安心感」が事故対応にも効果的
ドライブレコーダーは保険料を下げるだけでなく、事故発生時の証拠映像として役立ちます。過失割合のトラブルを防ぐだけでなく、保険会社の事故対応をスムーズにすることで、示談交渉や保険金請求にも有利になるケースがあります。
ドライブレコーダー搭載のメリット
- 事故時の状況証明ができる(過失割合の交渉に有利)
- あおり運転などのトラブル防止(抑止効果あり)
- 保険会社の提供する安全運転プログラムと連動できる場合も
事故の証明力が高まることで、過失割合の誤解による不利な等級ダウンを防げる可能性もあるため、長期的に見て保険料の節約につながる場合もあります。
ドライブレコーダーを選ぶポイント
画質・視野角・夜間撮影に注目
保険会社との連携や事故証明のためには、映像の品質が非常に重要です。選ぶ際は以下の点を重視しましょう。
- フルHD以上の高画質
- 広角レンズ(140度以上)
- 夜間や逆光に強いHDR対応
通信機能付きの「保険連動型ドラレコ」も人気
一部の保険会社では、専用の通信型ドライブレコーダーを提供しています。事故時に自動通報や映像送信ができ、スムーズな対応が可能です。こうした連携型の商品は、事故時の初動対応が早くなるという大きなメリットがあります。
まとめ:ドラレコで「安心」も「割引」も手に入る
ドライブレコーダーは、保険料の割引に直結する場合もあれば、事故時の証明や対応力強化という間接的なメリットもあります。割引額だけで判断せず、事故リスクへの備えや安全運転支援としての効果も含めて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

